2007年12月25日火曜日

こんな管理人ですみません

去年はギターをちょっと置いといて、将棋に時間を割いていた。

ギターは始めて2年くらいでそこそこ弾けるようになったので、将棋もそれくらいやれば・・・・と甘く考えていたのだが、未だ初級の出口あたりをウロウロしている。

「将棋に費やした時間をギターに充てていたら5,6曲は仕上がっていたんじゃなかろうか」と思っていた時期、久しぶりにA先生に会った。

「忙しいの?」と聞かれ「いやー、将棋始めちゃって」と答えると、タバコの煙をふーっと吐き

「なにやってんだよ」とボソリ。

あの一言は利いた。

やっぱりギター弾かなきゃ、と思った。

「棋力と応援力は別モノ」と開き直って、山崎七段応援HP管理人の座はしばらく預からせてもらうつもりでいるけれど・・・。

                  @

「ルンルンピアノ」(森師匠奥様のブログ)の山崎先生「今年良かった事」は、ホントのはなしのはず。

ひところは持ち時間をあまり使わずに早々に投了したりと「なにやってんだよ」と言いたくなることもあったけど^^);、今月の順位戦は「本気」を感じました。

来年は「祝賀会」で笑顔を見られますように・・・。

2007年10月2日火曜日

初めての広島 後編

数日前、山崎七段応援HP来訪者のMさんから「村山聖先生のお墓にご案内しましょうか」という有難いお誘いがあった。お言葉に甘えて、日曜午前は一緒にお墓参りに行く。

『聖の青春』(大崎善生)を手に取った日から3年・・・。あれがひとつのターニングポイントだったんだなぁ、と思う。司書という職に就きながら「一冊の本で人生を変えられるなんてありえない」ってずーっと思っていたのに、ね。

感謝の気持ちを込めてゆっくりお参りしていたら、バスの時間が迫ってきた。これを逃すと30分待ち! ダッシュでバス停に向かった。道中では将棋の話でMさんと盛り上がる。楽しい時間でした。

広島駅前でお昼を食べて、会場へ。新潟地震の義援金箱を抱えた山崎せんせが目に入る。P介に「オマエ、家族代表で入れてきなさい」と命じ、応援HP常連のドクター尼子さんと席に座った。

こども大会決勝低学年の部は超早指しで、後手の棒銀炸裂☆ 「力は同じくらいだと思いますが、今日は後手に上手く指されてしまった・・・という感じですね」とナイスフォローの優しい解説者でした。

高学年の部は本格的な相矢倉。「ぼくと千葉さんが指してこの雰囲気が醸しだせるか・・・」に場内爆笑。終局後「途中は千葉先生より強かったですね」と毒を吐く山崎先生に、「たいへんな言われよう・・・」と呟く千葉女流三段。応援HPではコンビネーションがいまひとつ・・・という声が上がっていますが、私は面白かったです。聞き手を選ばない解説者として精進させて参りますので(何様のつもり)、山崎&矢内同様、山崎&千葉もよろしくお願いいたしますm(__)m

休憩時間に入り、会場に来ているはずの藤井九段応援サイト管理人の涓滴さんを探す。手がかりをいくつか頂いていたのだが、そのうちの一つが

「お金が無さそうな感じです(´;ω;`)ウワァ」

(すみません、あんまり面白かったので書いちゃいました)

でもこのヒントで当たったりしたら、それはそれではショックですよね~。探せど探せどわからず、ケータイ番号何で教えておかなかったんだろう・・・と後悔していたら、Mさん経由で会えました。涓滴さんは睫毛の長い(じっくり観察したわけではないけれどたぶん長い)好青年でした♪

休憩後、谷川九段対森内名人の公開対局。山崎せんせの「高学年の部決勝を上回る将棋をプロが指せるか」という大胆うっかり発言に、谷川九段が「余計なことを・・・」。ま、これもお約束の応酬だな、と聞いていましたが、その後解説がトーンダウンしてしまった感はありましたね。

ヒソカに応援している森内名人は終盤ずっと苦しく、「ダメか・・・」と思った最終盤、私の念力で逆転(大嘘) 秒読みに追われて谷川先生が良くない手を指されてしまったようでした。大熱戦を見せてくださった両対局者に大きな拍手~。



会場を出たあと、あちこちで引っかかるP介P子にゲキを飛ばしながら、ドクター尼子さん、次の一手を当てて扇子をゲットされた涓滴さんと駅まで歩きました。もう一泊してゆっくりしたいところでしたが、そうも行かないのがホントに残念・・・。でも広島はとっても素敵な街で、横浜よりもオシャレだと思いました。

またそのうち来ます。

ありがとう広島。

ありがとうみなさん。

初めての広島 前編

昨年7月のJT杯札幌大会観戦で唯一失敗した!と思ったのが子どもを連れて行かなかったことだった。前日に行なわれるこども大会に参加させていれば、山崎せんせと回り将棋で遊べたかもしれないのに~(そんなことで後悔するなよ・・)

という訳で、今回の広島大会には子連れで行った。超ヘボではあるが将棋が嫌いでないP介に感謝感謝・・・である。P子は置いていくつもりだったが、「二日とも将棋ばっかりだよ」と念を押しても「行きたい!」というので、お供に加えてやった。(誰が桃太郎?)

土曜日。家族全員を5:00に叩き起こし、6:55羽田発で広島へ。宿泊先に荷物を預け、すぐに平和祈念資料館へ出かけた。戦争や原爆のことは学校の授業に時々出てくるようで、しばらく前から質問攻めにあっていたのだが、原爆の仕組みなんてお母さんにはわからないよ。いっしょに勉強だ。昔行った旧長崎原爆資料館の記憶が重くて覚悟して入ったが、こちらの方は原爆の恐ろしさよりも平和を祈念する強い思いが印象に残る展示だった。

川沿いをぶらぶら歩いて昼食後、こども大会会場に入る。

開会式では、棋士紹介、主催者挨拶のあと、対局マナーについて山崎せんせから司会者とのインタビュー形式にてお話があった。

「将棋は一人で指すものではありません。相手があって・・・のことですから、お互い気持ちよく指せるように、まず始める前に『よろしくお願いします』と挨拶しましょう。その挨拶も、ひとりでさっさと進めてしまうのではなくて、相手の人とちゃんと目を合わせていっしょに「よろしくお願いします」と・・・」

いつもちゃんと目を見てお話してくださる山崎せんせらしい説明だと思った。テレビ解説の際、カメラに目線が行かず終始下を向いて・・・という方もいらっしゃいますが、あれは淋しいんです。

こども大会が始まりP介を何枚か撮った後「プロ棋士と遊ぼうコーナー」を覗くと、山崎せんせが奥の詰め将棋コーナーにいらっしゃるではありませんか。将棋まつりだとギャラリーが多くて気後れしてしまうけど、今ならチャーンス!

恥ずかしがっているP子の手を引き、先手必勝(謎)でご挨拶に行く。ところが、差し出された美しい右手に動揺したのか、左手で握手しようとするP子・・・(だめじゃん)

時間になって詰め将棋コーナー開始。これは各回20分で3回行なわれ、1手詰めから始まり5手詰めまでを先生が大盤に出題する。「ハイハイ!」と次々に手の挙がる元気なこどもたちと、勝負師らしく(?)表情の読みにくい大人たち・・・両方を楽しませながらの20分はあっという間だった。時間が来ると次の回までの宿題を出され、掴んだ客を放さないところもニクイですね~。大盛況でした。


壇上で準決勝が行なわれている頃、P介は自由対局で消しゴム集めにいそしみ、P子は客席で口を開けて爆睡~。閉会式が終わるまで寝ていました。(次回に続く・・・)

2007年8月20日月曜日

オススメ将棋まつりはどれ?

北はさっぽろから南は大阪まで、1年で全国5箇所の将棋まつりに足を運んだ感想を・・・。

■さっぽろ(1月)

フロアの一角のかなり狭いスペースでやっているので、熱気むんむん。一番「濃い」将棋まつりだと思います。客席の反応が良いので、棋士の方もやりやすいのでは・・・。

2日間の開催で、両日とも出演棋士は同じ。なのでご贔屓が出演しているなら足を運ぶ価値大です。席上対局は午前一局、午後二局で、どれも解説だけではなく聞き手がつくところもいいですね。午後は対局の間に「次の一手」と「詰め将棋」の解説が入ります。

残念なのは、棋士と直接お話・サイン・ツーショットが厳しいところでしょうか。指導対局の後、棋士にサインを求めている方がいたのですが、係りの人に遮られていました。(いぢわる~っ!) 指導対局の場所からもステージからも、直接控え室に戻るような会場構造になっています。

■ながの東急(8月)

オススメしやすいのはここかもしれません。ちゃんとステージがあるので見やすいです。席とりしなくても座れます。広いです!ツーショット、頼みやすいです!

ただ出演者と一般客のトイレがいっしょなのは、棋士の方にはちょっと気の毒かも・・・。

■大阪近鉄(8月)

入場料500円。お茶がつきますし、一日楽しめますが、人出が多くて、席とりも多し・・・。

プログラムは毎日趣向が凝らされていますが、棋士の方のお話は、トークショーよりも大盤解説の雑談の方が面白いと思うのは私だけでしょうか。。。

■上大岡京急(8月)

羽生先生が出演されている日と土日は混みますが、それ以外なら直前に行ってもひとつふたつは空いていると思います。

ただ席上対局の会場が横長なので、場所によっては大盤が見にくく要注意。大きいスピーカーがあるので読み上げの声が良く聞こえ、席上対局の棋譜は取りやすいです。

今年はプログラムに名前の誤字があったりと(環那ちゃんが「環奈」になっていた!)、もうちょっと事務方をしっかり、と思いました。今後に期待します。

■渋谷東急(8月)

家から一番近いが、一番足が向かないのが渋谷。(山崎せんせが出ないし~)平日のみ、しかも3日間だけの開催なのは悲しいです。混みすぎ・席取り多し。。。

出演者ではない棋士がふらりと会場に現れることも多いのでそういうお楽しみはありますが。

というわけで、しいのみ的にオススメなのは、さっぽろ&ながのでした~!

2007年8月18日土曜日

京急将棋まつり2007

16日、藤井九段の席上対局を観に上大岡へ。会場に4時ごろ着いたが、ナントまだ最前列が空いていた!

席上対局に先立って4:30から『将棋史を変えた藤井システム』のトーク。

聞き手を急遽中村八段が務められ、藤井システム誕生のいきさつから話が始まる。

中「今の若手で振り飛車党が多いのは、藤井先生の影響が大きいですよね」

藤「ええ、まあ、聞いてみると『藤井先生を見て』っていいますよね」

中「で、久保さんの前では『久保先生を見て』って」 (オイオイ)

藤「そうそう、で鈴木大介さんの前では『鈴木先生を見て』って。まあ3人いますからね」

軽妙なやりとりが面白く、あっと言う間の30分。まだまだ聞き足りないところで時間になってしまった。「三間飛車の藤井システムも考えているんですけど、なかなか上手くいかないですね」とのことだった。

続いて藤井九段VS高橋九段の席上対局。
開始直前、大盤の対局者名が「藤井猛六段」になっているのに気づいた客席がザワザワ。解説の近藤六段が、大駒操作担当の奨励会員に、直したものを持ってくるよう指示するハプニングがあった。

先手:藤井九段 後手:高橋九段

▲76歩▽84歩▲68飛▽34歩▲66歩▽62銀

▲16歩▽42玉▲78銀▽32玉▲67銀▽54歩

▲38銀▽52金右▲58金左▽53銀▲15歩▽33角

▲46歩▽85歩▲77角▽22玉▲36歩▽44歩

▲37桂▽43金▲65歩▽32金▲47銀▽24歩

▲26歩▽12香▲25歩▽11玉▲24歩▽22銀

▲56銀左▽24角▲45歩▽23歩▲35歩▽同歩

▲48金上▽34金▲64歩▽86歩▲同歩▽64歩

▲14歩▽同歩▲44歩▽46歩▲33歩▽同角

▲46銀▽44角▲45銀左▽77角成▲同桂▽45金

▲同桂▽44銀▲33歩▽33銀引▲同桂成▽同金

▲34歩▽32金▲33銀▽同桂▲同歩成▽同銀

▲25桂▽24銀打▲33桂成▽同銀▲14香▽同香

▲13歩▽12歩▲12歩成▽同玉▲13歩▽同玉

▲15歩▽同香▲71角▽86飛▲35角成▽24銀打

▲14歩▽同玉▲25銀▽13玉▲64飛▽35銀

▲61飛成▽31歩▲35銀▽89飛成▲69歩▽22玉

▲34銀打▽同銀▲同銀直▽55角▲14銀▽12銀

▲43銀打▽77角成▲68金打▽43金▲同銀成▽66香

▲31龍▽投了

この日は「振り飛車スペシャリスト大集合」の日だったが、中田功七段も近藤六段も席上対局で負けてしまっていた。この対局も途中後手優勢に見えたのだが、見事逆転。これ、藤井ファンにはたまらない席上対局だったのでは・・・。

感想戦もじっくり聞きたかったのだが、隣の空席に香ばしいオジ熱心な将棋ファンがやってきて、話しかけてくるのはいいのだが、汗の匂いがどうにも耐え切れず、泣く泣く退散。

明日の郷田九段VS先崎八段の席上対局も見に行くつもりにしていたが、天気が悪そう。

Kさん、行けなかったらごめんなさい。

         @

帰り道、本屋でNHK将棋講座テキストを買った。10月からの講師は佐藤棋聖だそうな。う~ん、期待まるはずれ(涙)

2007年5月6日日曜日

一門祝賀会2007

森一門祝賀会に行きました。

旅行会社の手配ミスで新幹線グリーン喫煙車、しかもこだま。。。
タバコの煙に包まれながら4時間。
大阪に着いてひとまずホテルに荷物を預けようとしたら道に迷った。
履き慣れない靴にふうふう言いながらやっとホテル阪神にたどり着いた。

指導対局は抽選。
「糸谷四段」に当たる。4枚落ち。将棋教室が閉鎖されて半年。タダでさえ乏しい棋力は面白いように落ちている。角道を最初に開けておくのを忘れ、いいところなく負けた。
次は「片上五段」を引く。
番が回ってくるのを待つ間に森師匠にご挨拶したところ、山崎七段への花束贈呈役を頼まれる。「えっ、いいんですかあ~」と言いながら引き受けてしまう。
片上五段は教え上手。ヒントをもらいながら勝たせてもらった。

六時から祝賀会。
贈呈役を無事に終え、応援HPの常連さんと一緒にかぶりつきの席に座った。 山崎七段の謝辞。



森師匠・山崎七段VS糸谷四段・片上五段の席上対局。

盛りだくさんの内容で、楽しい会でした。たくさんの棋士の方、観戦記者の方を見かけたので、そのうち新聞や雑誌にも掲載されることでょう。

終了後、師匠が「2次会来ませんか?」とお声を掛けて下さり、お言葉に甘えてお邪魔する。
近くにお座りになっていた増田五段、安用寺五段ありがとうございました。感謝の気持ちを込めて「増田・安用寺応援HP」を作ろうかとマジで考えましたが、本業そっちのけになりそうなので(今でもアヤシイかも)断念します。

零時半ころホテルに戻った。

翌日は京都へ。レンタサイクルで茶洛→さらさ西陣→大徳寺→船岡温泉→一保堂茶舗と回る。

楽しかったGWももうオシマイ。
これから夏休みまでが長いんですよね・・・。

2007年4月5日木曜日

あれもこれもじゃ

「相田みつを」と言えば『にんげんだもの』。
でもチャリ通族の私にグッとくるタイトルは『雨の日は雨の中を風の日は風の中を』。

その本のなかにこんな言葉があります。

おまえさんな
いま一体何が一番欲しい
あれもこれもじゃだめだよ
いのちがけでほしいものを
ただ一ツ的をしぼって言ってみな

言わんとしている事は「二兎追うものは一兎をも得ず」なのだけれど、こちらのほうがずしんと心に響きますね。
あれもやりたい、これもやりたいの私には、耳の痛い言葉です。

イベントやマスコミは控えろと言われながらも出続けている山崎七段。
(結局そこに行くのか・・・)
HP「8つの質問」の回答「恵まれているのをいかして」は「実績はまだまだなのにもかかわらず、次々とお座敷がかかる人気を生かして」というイミだと私は解釈しています。「将棋の才能に恵まれているのを生かして」ではないでしょう。

そういうお考えがあるのならば、誰が何と言おうと私は支持します!という気持ちは心の隅にあります。
でもね、才能が花開く前に関西芸人として消費されていくのは、見るに忍びないな~あ。

今日は山崎先生にこっそり上記の相田さんの言葉を贈ります。

それからイベント等の依頼、本人は断りにくいらしいので、関係者の方に私めよりお願いいたします。

山崎七段のご利用は計画的にねっ