2009年5月31日日曜日

将棋日和2009~ナイスな質問

祈りって通じるものなんですね! 
ムスメの運動会と重なってしまって、悩みに悩んだ末に参加申し込みをしました。当選葉書が届いた日は降水確率80%と出ていたのに前日は40%になってしまい・・・、どうしようどうしようと眠れぬ一夜。ムスメもいっしょに雨乞いしてくれて無事参加することができました。さかさテル坊主よありがとう。

あまりに嬉しかったので朝っぱらから5人にメールを入れてしまいました。当日参加予定の方々には「やったやったワーイワーイ。今日はよろしく」と騒ぎ、遠方の応援仲間に「トークコーナーがあるらしいから何か聞きたいことがあったら連絡して」と伝えたところ、素晴らしい質問を考えてくれました。

「女性からもらって嬉しいアイテムはなんでしょう?」

これ、聞きたくても自分からは聞けないですよね。ドクター尼子さん、女心をわかっていらっしゃる・・・(笑

受付時「すみません、頼まれたので(これがポイント)間に合うようでしたらトークコーナーでこれを聞いてください」とお願いしたところ、話題にしてくださいました。

トークコーナーは進行:村中四段で、佐藤天彦五段・山崎七段・佐々木五段に話をきく形式です。

村中「先ほどいただいた質問なんですが、女性ファンからもらって嬉しいものはなんでしょうか?」
佐々木「ありきたりなんですが・・・ネクタイとか嬉しいですね」
山崎「えっと・・・そうですね。靴下とか。今穴が空いてるんですけど・・・見ないでくださいね」
さざ波のような笑いが客席から起こりました。流石です。
村中「佐藤さんは・・・愛情とか?」
佐藤天「あ、それいいですね」
山崎「こっち見て言ってもダメですよ。あっち(客席)見て言わなきゃ」
爆笑。流石です。

「好きなタイプは?」
佐藤天「黒髪で・・・これ重要なんですよ。で、おとなしそうな人ですね」
山崎「難しいですね・・・。僕も黒髪でおとなしそうな人」
佐々木「僕は黒髪じゃなくて・・・二人と逆のタイプがいいですね」

座がほぐれてきて、客席からも直球の質問が飛びます。
客「彼女はほしくないんですか?」(良い質問!)
佐々木五段、佐藤天五段の「ほしいです」に対して山崎先生は・・・
「いやー最近イヤなことばかりあるんで、もう人を好きにならないようにしようかと」
すかさず村中四段「相当キズが深いようですね」

客「では何かしてあげたいというようなことは…」(核心をビュンビュンつきますね。GOOD JOB!)
山「何かしてあげることってあまりないんですよ。何かしてもらうのは好きなんですけど。してもらいたいこと? そうですね・・・膝枕で…」

客席、どよめく。

山「耳かきしてもらうの、あれすっごく気持ちいいんですよ、もうよだれが出そうなほど」と語り始めたところで、村中四段が「これ以上は事務所的に・・・」と止めてくださいました。

トークタイムで耳に残っているのはこんな感じでした。密度が濃くて面白かったです!

@膝枕耳かきについての思い出@
幼少のみぎり、ウチの両親はよく膝枕耳かきをやっていました。子ども心にも見苦しく「猿が毛づくろいしてるみたいだからやめて」と言ったらピタリと(笑
鼓膜破られそうで怖いんですが、あれはそんなに気持ちEのですか。
まだまだ人生、未知の世界がいっぱいです~。

2009年5月6日水曜日

森一門祝賀会~すべてはALRIGHT(YA BABY)

ここ数年、ゴールデン・ウィークのお楽しみは森一門祝賀会。
今年は激励会になっちゃうかも…と思いきや、安用寺六段・大石四段・澤田四段の活躍で、華やかな席になりました。

せっかく関西まで行くのに一泊はもったいないと奈良に前泊。
常宿にしている某奈良ロイヤルにはパソコンがあるので「原稿書けるようなら送ってちょ」とメールしました。
実は一週間くらい前から山崎先生、「ブログ書けそうで書けない症候群」が続いてました。その気になるところまで追いつめられない管理人の力不足をお詫び申し上げます。
押しが弱いのは性分だからしょうがないやね。

夜中に原稿が届く。歩き疲れて午後9時に爆睡していたので「今眠いからー」と返信しようかと思ったが、原稿催促した身でそんな失礼なことをしてはなるまいと顔を洗う。
文面から体調を崩してしんどそうな様子が窺える。名人戦の副立ち会いも控えているのに…と思うと心配でならなかった。

翌日は薬師寺に寄ってからホテル阪神へ。
指導対局をしている山崎先生はいつも通り爽やかで、体調不良の影は微塵も感じられない。「あの心配はなんだったんだ?」と首をかしげたくなったが、「いやいやこれは具合の悪いところをファンに見せないプロ根性というものなのだ」と思いなおす。


祝賀会が始まった。
最初は新四段ゆかりの方々のスピーチが続く。棋士として晴れて一歩を踏み出すまでには多くの人とのご縁があったんだなあとしみじみ。山崎先生もこんな風にしてデビューされたんだなぁとその背中を見ながら十年前に思いを馳せた。フルート演奏のビバルディ「ごしきひわ」も会に華を添えます。

そしてお待ちかね! 席上対局一局目は安用寺六段vs大石四段。
山崎先生の解説は毒舌が冴え渡り、それに気を取られてしまったか、安用寺先生が痛恨の逆転負け。

二局目の山崎七段vs澤田四段では片上先生が「安用寺先生言いたいことがあったらどうぞ」とマイクを譲りました。逆襲の始まり始まり~☆
盤上の戦いは「これで負けたら何言われるかわからない」と地味に勝負に徹した山崎先生が勝利され、「安用寺先生に2回勝っちゃったよ!」とめちゃくちゃ盛り上がってしまった山崎応援団でした。

でもあの舌戦が「遠慮のない仲」を表しているようで「兄弟弟子っていいなあ~」と思いましたし、安用寺先生もさすが森一門! サービス精神に溢れていて素敵でした。
スピーチの時の笑顔もまた最高で…o(^-^)o


主賓挨拶、森師匠挨拶を経て、祝賀会は幕を閉じました。
山崎先生、随分プレッシャーかけられてましたね。もうそろそろ腹をくくってもらわにゃーねー。
それにしても期待のし甲斐あるお方だ。うんうん。

二次会にもお邪魔。夢のような時間をありがとうございました。

解散後は西瓜さんとミスドで感想戦。遅くまで付き合わせてごめんねー。でも楽しかった!

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清志郎が死んでしまって喪失感いっぱいの数日間を送っている管理人ですが、ぽっかりあいた心の穴を忘れることのできた1日でした。
延々とRCを聴きながらの帰りの新幹線。「すべてはALRGHT」が耳から離れません。

気分を出して その気になって コトに立ち向かうしかないぜ
大丈夫さ うまくやるさ すべては始まったばかりさ
 
すべてはALRIGHT  YA BABY 
すべてはALRIGHT  YA BABY
すべてはALRIGHT  YA BABY
すべてはALRIGHT  YA BABY