2010年5月19日水曜日

聖武天皇ならば

「大きな力や富で大仏を造ってはいけないよ」

そう聖武天皇は言ったそうです。

小さな力を限りなく集めて大仏を造る。
大仏は二度焼かれたけれど、そのたびに同じ考え方で再造されました。

…というようなことを、奈良国立博物館の西山さんという方が書いていらっしゃった。
(雑誌『一個人』の『永久保存版 仏像入門』)

これだ!これだよ!と思いました。

将棋会館建て替えに関する現在の計画について、素人ファンは知る由もありませんが、おおた葉一郎さんのエッセイは面白くて、心のお気に入りに保存してあります。

でも! もし大仏建立と同じ考え方で将棋会館が建て替えられるのであれば、その聖武天皇流を積極的に支持したいと思いました。

うん、屋根瓦5枚分くらいは寄進してもいいかな…

2010年5月16日日曜日

将棋酒場 一歩

昨日は、森一門祝賀会でお知り合いになった社団戦一歩チームの幹事・K野さんのお見舞いに行き、そのまま「将棋酒場 一歩」に足を伸ばしました。

橋本七段のShogi Barが昨年12月の開店以来注目を集めていますが、忘れちゃいけないのが開店22年目を迎える「将棋酒場 一歩」。
http://www009.upp.so-net.ne.jp/ichifu/

新宿ゴールデン街。10人入れば満席の店内。店内に貼られた詰将棋やスナップ写真。昭和の香り…。
気さくな純子ママの気配りで、カウンターの端から端まで会話がつながる一体感。

見かけによらず?場末好きなので、初めて行った時から「ああ~なんか落ち着きますねええ~」

手術した足以外はいつもと変わらないK野さんに一安心。
一歩では、将棋に関するよもやま話であっという間に時間が過ぎました。

ご一緒してくださった、たいがーさん、かたかごさんに感謝。
楽しいお酒でした~

2010年5月11日火曜日

たこやき流

たこやきノートを読みながら、この誰にも真似のできない不思議な魅力は何だろう?と考えます。

読む人につっこむ余地を残してくれているところでしょうか。

ノートno.12の「幸い、そんなこともあろうかと??日頃から服やタオル、そして本をあちらこちらに置いていたので…」

それは散らかしてるんだろ!と心の中で叫んでしまった人がたくさんいそうです。

しいのみ流だと(散らかしてるとも言う)とわざわざ書いてしまうのですが、こんなふうに読者にツッコミどころをとっておいてあるのが、たこやき流の素敵なところだと思いました。

そして「片付けにいきたい」と真剣に思ったファンもいることでしょうが、「煽らないでくださいね(笑)」とのことなので、その点ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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twitterでブログ更新情報を出したいと思いますので、よろしければご利用ください。

2010年5月5日水曜日

ひとこと祝辞

森一門祝賀会では花束贈呈チームの元締め?をさせていただきました。
家族旅行で前々日から家を出てしまったので、メールの連絡が不十分になり、当日若干バタバタしてしまいました。関係の方には申し訳なかったです。

私は贈呈直後のひとこと祝辞担当。
一昨年も仰せつかったのですが無難な内容になってしまい、その反省を踏まえて用意したつもりでした。
が、当日も原稿変えたりして…^^; たしかこんな感じのことを言いました。

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山崎七段応援サイト管理人のしいのみこと○○と申します。よろしくお願いします。
今年もこうして一門の先生方のお祝いをさせていただけますこと、とても嬉しく思います。

山崎先生の応援サイト管理人として、山崎先生にひとことお祝い申しあげたいと思います。

昨年は久々の棋戦優勝に加えて、悲願だったタイトル挑戦ががかなった…ということでひとつステップアップされたと言っていいと思います。おめでとうございます。

昨年の王座戦第3局が終わった後、天童から帰る新幹線の中でサイトの掲示板を開いたら、熱いメッセージで埋め尽くされていて…それを見たとき「管理人やっててよかった」と思いました。
また、掲示板の他にもメールをいくつか頂戴しまして、今日はその中から観戦記者の小暮さん…小暮克洋さんからいただいたメールをご紹介したいと思います。

(プリントアウトした紙を広げて読み上げ)
> 王座戦の後遺症は相当と思いましたが、山崎さん、ゆらゆらと耐えていますね。
次のウェーブにうまく乗れば、今度こそ大化けするかもしれません。
しいのみさんを、早く大舞台でぐっと来させてあげなきゃ、彼も男じゃありませんね。

(紙をたたみ、山崎先生に向かって)
…ということで、私ではモチベーション上がらないと思いますが、よろしくお願いします。

これからの一年が森一門の先生方にとって輝かしいものになりますようお祈り申し上げて、お祝いの言葉に代えさせていただきます。

今日はおめでとうございます。
(ぺこり)

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「モチベーション上がらない」でクスリと会場から笑いが出るところは予定通り。
山崎先生が「いやいや」と言ってくださるとは思いませんでしたが、ここで「そうですね」とは言えませんものね。

緊張しましたが、お陰さまで良い記念になりました!

祝賀会の貴重な時間をくださった師匠、メール紹介について快諾してくださった小暮さん、そして会場で聞いてくださっていたみなさまに厚く厚く御礼申し上げます。

暴悪大笑面

毎年GWのお楽しみは森一門の祝賀会。
例年家族ほったらかしで出かけている罪滅ぼしに、今年は家族旅行も兼ねて前々日から琵琶湖へ行きました。

祝賀会当日午前は渡岸寺の十一面観音に会いに高月町へ。

一度見たら忘れられない背面の「暴悪大笑面(ぼうあくだいしょうそう)」。



「お前たちのことは全部お見通しなんだよ」というのがよくある解釈ですが、近くの資料館にあった小学生の研究発表では違っていました。




「自分がやりたいことをせいいっぱいやりなさい」

なんかいいな、と思いました。