2010年9月27日月曜日

P子の将棋デビュー

しいのみ家にはこどもが二人いる。

はまるほどではないけれど、修学旅行やキャンプには盤駒を持って行く、ライトな将棋ファンのP介。

保育園のころ将棋教室に連れて行ったけれど、どうしてもなじめなかった将棋嫌いのP子。
「将棋はこわい」と言い、王様を取られそうになると、もう泣きそう~。

小学校5年になったP子、今年は「室内ゲームクラブ」に入っている。
第1希望の「科学クラブ」も第2希望の「パソコンクラブ」もいっぱいで、てきとーに書いてしまった第3希望。
初回活動場所に行ったら、ナント女の子はP子だけだった・・・。がーん。
最初のうちは、「今日はクラブがある。やだなー」と言いながら登校していたが、最近は何も言わなくなった。

「自分の境遇に折り合いをつけたんだろう」と思っていたある日の夕食時。
「今日、クラブで将棋のトーナメント戦があった。2勝した」とポツリ。
すごい!すごい!とべた褒めする。

「あれ?でもPちゃん、駒の動かし方覚えてたっけ?」
「部長さんが教えてくれた」
「ほう。そうなの。部長さんが教えてくれたの。よかたねー。にひにひ」
「やめてよ! ママが言うとなんだか・・・いやらしい」

ごめんよ。ヘンタイなお母さんで。

何はともあれ、よかったよかった。
「なんならJT杯、いっしょに行こうか」といったら拒否されたけれど、取りあえず将棋アレルギーは解消されたらしい。
「今度どうぶつしょうぎ持って行きなよ」と言ったら、こくんと頷いた。

めでたし。

2010年9月19日日曜日

記録のページ

連盟や週刊将棋の記録ページは、対局日基準で更新されています。
すなわち未放送のテレビ棋戦の結果も反映されています。

正直これには ほ ん と 頭が痛い。
こっちが調べようと思っていなくても、例えば連勝記録が途切れただけでも、わかってしまうんですよね。

「連盟のページとたこやき本舗の数字が合わないんですが?」
「○月○日に収録があったようですね!」
という素朴な疑問や無邪気なさえずりが寄せられるたび、なんとかしてもらえないものかなあと思います。

NHK杯優勝した年は、ずいぶん前から決勝の結果が分かってしまっていました。
そのときは「安心して見られるからいいや」と思っていたのですが、今日の村山五段VS糸谷五段の将棋を観て、
「やっぱり結果を知らないで見た方が絶対楽しい!」

そう、思いました。

棋士の方とお話しをしているときにポロっと口を滑らされて…というのはご愛嬌と思っているのですが、「事実上ネタばれシステム」は、いや~ん。

関係者の方のご検討、ご英断を切に望みます。

2010年9月18日土曜日

広瀬先生に拍手。

昨年9月24日、ゲストブックにこんなことを書きました。

「実は広瀬五段のブログ愛読してます。あっさりしていて奇を衒わない文章がいいなあと。
まだ公式戦での対局がないのですが、山崎VS広瀬はとても観たいカードですね。」(*)

勝ち負けにとらわれすぎず、淡々と一局を振り返る文章。
当時はコメント返しもされていたのですが、簡潔で、でもそっけなくならないところに感心していました。

余計なことを書かない。考えない。
ついでに言っちゃうと、余計なことも覚えない。
指導対局受けて、その1ヶ月後にまたイベントでお会いしたのですが、全く覚えていらっしゃらなかった。
「こういう人は強いな」と思いました。

なのでタイトル初挑戦でみごと王位を奪取されて、「先を越された」とか「悔しい」とか思う気持ち、私は全然持っていません。
むしろ「あたしゃ先見の明があったねェ」を自分で自分を褒めてます。

広瀬先生に拍手。
遅ればせながら、ヒソカに素直にお祝い申し上げます。

*…その後、銀河戦で初めて手合いがつきました。熱戦の末、山崎先生の勝利。よしよし。