北はさっぽろから南は大阪まで、1年で全国5箇所の将棋まつりに足を運んだ感想を・・・。
■さっぽろ(1月)
フロアの一角のかなり狭いスペースでやっているので、熱気むんむん。一番「濃い」将棋まつりだと思います。客席の反応が良いので、棋士の方もやりやすいのでは・・・。
2日間の開催で、両日とも出演棋士は同じ。なのでご贔屓が出演しているなら足を運ぶ価値大です。席上対局は午前一局、午後二局で、どれも解説だけではなく聞き手がつくところもいいですね。午後は対局の間に「次の一手」と「詰め将棋」の解説が入ります。
残念なのは、棋士と直接お話・サイン・ツーショットが厳しいところでしょうか。指導対局の後、棋士にサインを求めている方がいたのですが、係りの人に遮られていました。(いぢわる~っ!) 指導対局の場所からもステージからも、直接控え室に戻るような会場構造になっています。
■ながの東急(8月)
オススメしやすいのはここかもしれません。ちゃんとステージがあるので見やすいです。席とりしなくても座れます。広いです!ツーショット、頼みやすいです!
ただ出演者と一般客のトイレがいっしょなのは、棋士の方にはちょっと気の毒かも・・・。
■大阪近鉄(8月)
入場料500円。お茶がつきますし、一日楽しめますが、人出が多くて、席とりも多し・・・。
プログラムは毎日趣向が凝らされていますが、棋士の方のお話は、トークショーよりも大盤解説の雑談の方が面白いと思うのは私だけでしょうか。。。
■上大岡京急(8月)
羽生先生が出演されている日と土日は混みますが、それ以外なら直前に行ってもひとつふたつは空いていると思います。
ただ席上対局の会場が横長なので、場所によっては大盤が見にくく要注意。大きいスピーカーがあるので読み上げの声が良く聞こえ、席上対局の棋譜は取りやすいです。
今年はプログラムに名前の誤字があったりと(環那ちゃんが「環奈」になっていた!)、もうちょっと事務方をしっかり、と思いました。今後に期待します。
■渋谷東急(8月)
家から一番近いが、一番足が向かないのが渋谷。(山崎せんせが出ないし~)平日のみ、しかも3日間だけの開催なのは悲しいです。混みすぎ・席取り多し。。。
出演者ではない棋士がふらりと会場に現れることも多いのでそういうお楽しみはありますが。
というわけで、しいのみ的にオススメなのは、さっぽろ&ながのでした~!
2007年8月20日月曜日
2007年8月18日土曜日
京急将棋まつり2007
16日、藤井九段の席上対局を観に上大岡へ。会場に4時ごろ着いたが、ナントまだ最前列が空いていた!
席上対局に先立って4:30から『将棋史を変えた藤井システム』のトーク。
聞き手を急遽中村八段が務められ、藤井システム誕生のいきさつから話が始まる。
中「今の若手で振り飛車党が多いのは、藤井先生の影響が大きいですよね」
藤「ええ、まあ、聞いてみると『藤井先生を見て』っていいますよね」
中「で、久保さんの前では『久保先生を見て』って」 (オイオイ)
藤「そうそう、で鈴木大介さんの前では『鈴木先生を見て』って。まあ3人いますからね」
軽妙なやりとりが面白く、あっと言う間の30分。まだまだ聞き足りないところで時間になってしまった。「三間飛車の藤井システムも考えているんですけど、なかなか上手くいかないですね」とのことだった。
続いて藤井九段VS高橋九段の席上対局。
開始直前、大盤の対局者名が「藤井猛六段」になっているのに気づいた客席がザワザワ。解説の近藤六段が、大駒操作担当の奨励会員に、直したものを持ってくるよう指示するハプニングがあった。
先手:藤井九段 後手:高橋九段
▲76歩▽84歩▲68飛▽34歩▲66歩▽62銀
▲16歩▽42玉▲78銀▽32玉▲67銀▽54歩
▲38銀▽52金右▲58金左▽53銀▲15歩▽33角
▲46歩▽85歩▲77角▽22玉▲36歩▽44歩
▲37桂▽43金▲65歩▽32金▲47銀▽24歩
▲26歩▽12香▲25歩▽11玉▲24歩▽22銀
▲56銀左▽24角▲45歩▽23歩▲35歩▽同歩
▲48金上▽34金▲64歩▽86歩▲同歩▽64歩
▲14歩▽同歩▲44歩▽46歩▲33歩▽同角
▲46銀▽44角▲45銀左▽77角成▲同桂▽45金
▲同桂▽44銀▲33歩▽33銀引▲同桂成▽同金
▲34歩▽32金▲33銀▽同桂▲同歩成▽同銀
▲25桂▽24銀打▲33桂成▽同銀▲14香▽同香
▲13歩▽12歩▲12歩成▽同玉▲13歩▽同玉
▲15歩▽同香▲71角▽86飛▲35角成▽24銀打
▲14歩▽同玉▲25銀▽13玉▲64飛▽35銀
▲61飛成▽31歩▲35銀▽89飛成▲69歩▽22玉
▲34銀打▽同銀▲同銀直▽55角▲14銀▽12銀
▲43銀打▽77角成▲68金打▽43金▲同銀成▽66香
▲31龍▽投了
この日は「振り飛車スペシャリスト大集合」の日だったが、中田功七段も近藤六段も席上対局で負けてしまっていた。この対局も途中後手優勢に見えたのだが、見事逆転。これ、藤井ファンにはたまらない席上対局だったのでは・・・。
感想戦もじっくり聞きたかったのだが、隣の空席に香ばしいオジ熱心な将棋ファンがやってきて、話しかけてくるのはいいのだが、汗の匂いがどうにも耐え切れず、泣く泣く退散。
明日の郷田九段VS先崎八段の席上対局も見に行くつもりにしていたが、天気が悪そう。
Kさん、行けなかったらごめんなさい。
@
帰り道、本屋でNHK将棋講座テキストを買った。10月からの講師は佐藤棋聖だそうな。う~ん、期待まるはずれ(涙)
席上対局に先立って4:30から『将棋史を変えた藤井システム』のトーク。
聞き手を急遽中村八段が務められ、藤井システム誕生のいきさつから話が始まる。
中「今の若手で振り飛車党が多いのは、藤井先生の影響が大きいですよね」
藤「ええ、まあ、聞いてみると『藤井先生を見て』っていいますよね」
中「で、久保さんの前では『久保先生を見て』って」 (オイオイ)
藤「そうそう、で鈴木大介さんの前では『鈴木先生を見て』って。まあ3人いますからね」
軽妙なやりとりが面白く、あっと言う間の30分。まだまだ聞き足りないところで時間になってしまった。「三間飛車の藤井システムも考えているんですけど、なかなか上手くいかないですね」とのことだった。
続いて藤井九段VS高橋九段の席上対局。
開始直前、大盤の対局者名が「藤井猛六段」になっているのに気づいた客席がザワザワ。解説の近藤六段が、大駒操作担当の奨励会員に、直したものを持ってくるよう指示するハプニングがあった。
先手:藤井九段 後手:高橋九段
▲76歩▽84歩▲68飛▽34歩▲66歩▽62銀
▲16歩▽42玉▲78銀▽32玉▲67銀▽54歩
▲38銀▽52金右▲58金左▽53銀▲15歩▽33角
▲46歩▽85歩▲77角▽22玉▲36歩▽44歩
▲37桂▽43金▲65歩▽32金▲47銀▽24歩
▲26歩▽12香▲25歩▽11玉▲24歩▽22銀
▲56銀左▽24角▲45歩▽23歩▲35歩▽同歩
▲48金上▽34金▲64歩▽86歩▲同歩▽64歩
▲14歩▽同歩▲44歩▽46歩▲33歩▽同角
▲46銀▽44角▲45銀左▽77角成▲同桂▽45金
▲同桂▽44銀▲33歩▽33銀引▲同桂成▽同金
▲34歩▽32金▲33銀▽同桂▲同歩成▽同銀
▲25桂▽24銀打▲33桂成▽同銀▲14香▽同香
▲13歩▽12歩▲12歩成▽同玉▲13歩▽同玉
▲15歩▽同香▲71角▽86飛▲35角成▽24銀打
▲14歩▽同玉▲25銀▽13玉▲64飛▽35銀
▲61飛成▽31歩▲35銀▽89飛成▲69歩▽22玉
▲34銀打▽同銀▲同銀直▽55角▲14銀▽12銀
▲43銀打▽77角成▲68金打▽43金▲同銀成▽66香
▲31龍▽投了
この日は「振り飛車スペシャリスト大集合」の日だったが、中田功七段も近藤六段も席上対局で負けてしまっていた。この対局も途中後手優勢に見えたのだが、見事逆転。これ、藤井ファンにはたまらない席上対局だったのでは・・・。
感想戦もじっくり聞きたかったのだが、隣の空席に香ばしいオジ熱心な将棋ファンがやってきて、話しかけてくるのはいいのだが、汗の匂いがどうにも耐え切れず、泣く泣く退散。
明日の郷田九段VS先崎八段の席上対局も見に行くつもりにしていたが、天気が悪そう。
Kさん、行けなかったらごめんなさい。
@
帰り道、本屋でNHK将棋講座テキストを買った。10月からの講師は佐藤棋聖だそうな。う~ん、期待まるはずれ(涙)
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