2007年10月2日火曜日

初めての広島 前編

昨年7月のJT杯札幌大会観戦で唯一失敗した!と思ったのが子どもを連れて行かなかったことだった。前日に行なわれるこども大会に参加させていれば、山崎せんせと回り将棋で遊べたかもしれないのに~(そんなことで後悔するなよ・・)

という訳で、今回の広島大会には子連れで行った。超ヘボではあるが将棋が嫌いでないP介に感謝感謝・・・である。P子は置いていくつもりだったが、「二日とも将棋ばっかりだよ」と念を押しても「行きたい!」というので、お供に加えてやった。(誰が桃太郎?)

土曜日。家族全員を5:00に叩き起こし、6:55羽田発で広島へ。宿泊先に荷物を預け、すぐに平和祈念資料館へ出かけた。戦争や原爆のことは学校の授業に時々出てくるようで、しばらく前から質問攻めにあっていたのだが、原爆の仕組みなんてお母さんにはわからないよ。いっしょに勉強だ。昔行った旧長崎原爆資料館の記憶が重くて覚悟して入ったが、こちらの方は原爆の恐ろしさよりも平和を祈念する強い思いが印象に残る展示だった。

川沿いをぶらぶら歩いて昼食後、こども大会会場に入る。

開会式では、棋士紹介、主催者挨拶のあと、対局マナーについて山崎せんせから司会者とのインタビュー形式にてお話があった。

「将棋は一人で指すものではありません。相手があって・・・のことですから、お互い気持ちよく指せるように、まず始める前に『よろしくお願いします』と挨拶しましょう。その挨拶も、ひとりでさっさと進めてしまうのではなくて、相手の人とちゃんと目を合わせていっしょに「よろしくお願いします」と・・・」

いつもちゃんと目を見てお話してくださる山崎せんせらしい説明だと思った。テレビ解説の際、カメラに目線が行かず終始下を向いて・・・という方もいらっしゃいますが、あれは淋しいんです。

こども大会が始まりP介を何枚か撮った後「プロ棋士と遊ぼうコーナー」を覗くと、山崎せんせが奥の詰め将棋コーナーにいらっしゃるではありませんか。将棋まつりだとギャラリーが多くて気後れしてしまうけど、今ならチャーンス!

恥ずかしがっているP子の手を引き、先手必勝(謎)でご挨拶に行く。ところが、差し出された美しい右手に動揺したのか、左手で握手しようとするP子・・・(だめじゃん)

時間になって詰め将棋コーナー開始。これは各回20分で3回行なわれ、1手詰めから始まり5手詰めまでを先生が大盤に出題する。「ハイハイ!」と次々に手の挙がる元気なこどもたちと、勝負師らしく(?)表情の読みにくい大人たち・・・両方を楽しませながらの20分はあっという間だった。時間が来ると次の回までの宿題を出され、掴んだ客を放さないところもニクイですね~。大盛況でした。


壇上で準決勝が行なわれている頃、P介は自由対局で消しゴム集めにいそしみ、P子は客席で口を開けて爆睡~。閉会式が終わるまで寝ていました。(次回に続く・・・)

0 件のコメント: