2009年8月13日木曜日

近鉄将棋祭り

先週のこと。
何気なく8月の勤務予定表を眺めていたら、12日が休みなのに気がついた。山崎先生の出演日が休みなんて、これは神の思し召しに違いない。夜行日帰りで行くことにしました。

プログラムの最初は
■大石四段(先手)VS澤田四段(後手)の目隠し将棋
一手損角交換で大石四段の快勝になるかと思いきや、寄せる途中に緩手があり大逆転。90手で澤田四段の勝ちとなりました。
対局者が目隠しをしているんだということを忘れるくらい、見ごたえのある将棋でした。

朝食兼昼食を食べて戻ってくると
■「囲碁棋士・武宮九段VS岩根女流二段」の途中でした。
武宮先生強いなあ、囲碁が強いと将棋も強いんだなあ、ほーと思っていたら、岩根先生の香車打って銀打って・・・の鋭い攻めが炸裂☆
解説の米長永世棋聖「この手を見れただけで今日来た甲斐がありますね」
78手で岩根女流二段の勝ちでした。

時計を見ると12:30.山崎先生は10:30から指導対局のはず。そろそろ終わったかな~と見に行くと、まだ丁寧に指導されていました。ファンを大切にされる姿が素晴らしい・・・と思う反面、これじゃお昼食べる時間ないな~あとアワレになる。自分が空腹に弱いものですから、そういう人みると同情心が芽生えちゃうんですよ。お弁当忘れた生徒がいると(私は学校図書館員です)ついついおせんべいあげちゃったり、野良猫を見かけると「おまえ、ひもじいのかい?」って話しかけたり。
って山崎先生を生徒や猫といっしょにするな~~~!

休む間もなく13:00より
■山崎七段のワンポイント講座。
テーマは「得意戦法を持とう!」(私が勝手につけました)
①まず、山崎先生の得意戦法「相掛かり引き飛車棒銀」の定跡。
②次に振り飛車の代表的なものとして「四間飛車」の定跡。
③最後に初段までいかない人でもこれなら勝てる!?「石田流」の定跡。

この3つくらいなら私でも覚えられるかもしれません。ありがとうございます。

■森信雄七段の日々あれこれ
村山聖九段の思い出を中心に・・・こんなとき村山くんはどう思うだろう?なんて言うだろう? ひとつの指針となるくらい村山先生は大きな存在なんですね。
「聖の青春」を初めて読んだ日もこんな暑い日だったなあ・・・と思いながら聞いていたら、家からメール。「教頭先生から電話あり。○○先生が亡くなった」…2か月前まで一緒に仕事してたじゃん!すぐ戻ってくるって思ってたのに・・・。頭が混乱する。でも、このお話を聞いている中でこのメール…神様が仕組んだことなのかも・・・という気がした。

■宮田てつじさん(シャンプーハット)VS岩根女流二段
126手で岩根女流の勝ち。
最終盤で岩根先生がプロの技を出しましたが、それまで宮田さんが力強い攻めを見せていて・・・いやー宮田さん、マジで強いです。見ててすごいなあ・・・と思いました。きっと本当に将棋がお好きなんですね。
山崎先生の解説も快調でした。

■トークコーナー 渡辺竜王・山崎七段・岩根女流二段 司会:宮田てつじさん
メモとってなくてよく覚えていないのですが・・・「永世竜王おめでとうございます!」「王座戦挑戦おめでとうございます!」という話から始まりました。
続いて「質問コーナー」。
宮田てつじさんへの質問で、「棋士の先生3人をそれぞれ麺にたとえたら?」というのがありました。
渡辺竜王・・・とんこつラーメン
山崎七段・・・みそラーメン(あっさりしているように見えるけど、結構我が強いから)
岩根女流・・・わかめラーメン(女性なので可愛く)

適当に見えて筋が通っていたり、優しそうに見えて(いや実際優しいですけど)それだけじゃなかったり・・・というあたりがしょうゆじゃなくてみそなのかなあ、と思いました。

あと、もう「お約束」と化してしまった感のある「彼女はいるんですか?」が今回も出ました。
具体的なコメントは、ハチさんのブログをどうぞ。
しばらくは☆みんなの王子☆でいてくださると。そういうことですね。

このあと山崎先生は休憩タイムのはずだったのですが、さすが人気者ですね、プライベートレッスンの申し込みがあって(もちろん将棋の)控室にて親身の指導。そのまま記念対局に突入~~~!結局お昼抜きですよ!

■記念対局 渡辺竜王VS山崎七段
このカードの席上対局を見るのは3回目なんですが、居飛車党の竜王に敬意を表してでしょうか、いつも山崎先生は振り飛車を指されます。今回はゴキゲン中飛車。

あれれ、これはお腹減りすぎなんじゃ・・と一瞬心配しましたが、見事な追い上げで、攻め合いに。面白い将棋になりました。

以上、棋譜は関西将棋会館HPに載ると思いますので、そちらをどうぞ。
(8月19日追記:関西将棋会館HPに写真と目隠し将棋と記念対局の棋譜が掲載されました)

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プログラムはすべて終了。別室に移動して感想戦(違

山崎先生の「…疲れた…今日は(これまでの将棋祭りで)一番きつかった…」という呟きが、たまりませんでした。きゅん。でも確かに一日4コマは詰めすぎです。関係者のみなさん、来年は一コマ減らしてください。マジでお願いします。

棋士会関係のTさんもいらして(というかもともとお約束があったのに私がお邪魔してしまったんです。すみません)9月23日の棋士会将棋フェスティバルの話になりました。今回は山崎先生も実行委員をされていて、当日に向けて準備に携わっていらっしゃいます。指定席は完売ですが、入場券のチケットはまだ半分くらいあるそうなので、興味のある方はぜひどうぞ! ちなみに私も行きます。申し込みの往復ハガキの返信はなんと谷川先生の直筆コピー♪ 手作り感あふれる感動モノです。

山崎先生とTさんと天王寺から電車に乗りました。途中で反対回りの電車に乗っていることに気がつきました。ちょっとだけ時間が余計にかかるのが嬉しかったりします。山崎先生と電車に乗るといつもこのパターン・・・ささやかな神の思し召しなのかもしれません。私は仕組んでないです。ホントです。

2 件のコメント:

ハチ さんのコメント...

こんばんは!
山崎先生、そんなことおっしゃってたんですか!
え、じゃああたしの前にカメラで写真を撮っていた女性がしいのみさん・・・?
それに、山崎先生、たこやきノートへのコメント読んでくださってるんですか!?

あたし初対面でかなり失礼なこと聞いたかもしれなくて(汗)
でも、ホントに優しくて感激でした!

しいのみ さんのコメント...

どもども。ソファでケータイいじくってたのが私です。

山崎先生、たこやきノートのコメント欄はたまに読んでくださっているようです。リンク先まで訪問されているかどうかは存じ上げませんが・・・。

ハチさんのことがわかったのは、ドクター尼子さんがあらかじめ山崎先生に知らせていたからだと思います。「女子高生が行きますから!」って(笑