2010年1月27日水曜日

ファンがファンを

そんなわけで、仕事で使うパワーポイント資料をセコセコ打つ合間に、こちらで現実逃避現実逃避…。

@@@

最近将棋よりもはまっているかもしれない趣味が「仕舞のお稽古」。
「ありがとうございました」と手をついてご挨拶した後、足袋を履きかえながら先生と雑談する時間。お稽古と同じくらい私は楽しみにしている。

先週は「歌舞伎もチケットが売れないらしい。客席は埋まっていても実際は招待券の人がとても多い」という話から、能楽ファンの話になった。

「能ほど、見る人の力を必要とする劇はありません。初心者の段階から総てを理解する人なんて皆無です」

「能楽師はお能を観てもらうと同時にお客さんを育てていかないといけないんです。今度の○○会の解説は私がやりますけど…でも古くからのファンの中には『そんな解説して観るのは能じゃない』っていう人もいる。お客様がなかなか育たないんですよ。だからね、一番良いのはしいのみさんみたいな人が『能って面白いんだよ』って友達連れてきてくれることなんです」

聞きながらふっと将棋にも通じるなあ、と思った。

将棋も観る人の力を必要とするゲームだと思う。棋力があれば、その分深く理解できる。
でも、それが足りなくても、スポーツ観戦に匹敵するほどのワクワクドキドキを味わえる。丁寧な解説があれば。(←これ結構大事。指さない将棋ファンを大切にしないと将棋界は先細りと予言します)

そしてファン同士で将棋の話をするってすご~く楽しいんですよね。

正直「たこやき本舗」も「応援だけなら『たこやきノート』のコメント欄で充分じゃん」と思うのですが、副管理人をお願いしてまでもゲストブックの運用を続けていきたいと思ったのは「交流も大事。ファンがファンを連れてくる!」という考えがあってのことでした。

そんなわけで、引き続き気持ちよく交流できる雰囲気で。よろしくお願いします~。

0 件のコメント: