2008年5月5日月曜日

一門祝賀会2008 前編

祝賀会当日。午前、前から行きたかった神戸の長田スター街道に出かける。

阪神大震災で壊滅的な被害を受けた商店街と人々を励ますためにたくさんの著名人がこんな風に手形とサインを送っている。

自身も被災した山崎先生が贈られた言葉は「あきらめない」。ぐぐぐっと噛み締めた。



大阪に戻り、ホテル阪神のエレベーターに乗ったら師匠の森先生にバッタリ。花束と一言を頼まれる。花束は去年もお渡ししているので遠慮しようかと思っていたが、忙しそうな師匠を見ているとサクッと引き受けた方が手間が省けそうで、「いいんですかあ」とお受けしてしまう。

泊まっている部屋で顔のメンテナンスをしているうちに記念指導対局の受付時間が過ぎた。階下へ下りていくと応援HPの常連?相方?のドクター尼子さんもちょうど着いたところだった。昨年の広島以来だがが、ネット上でしょっちゅう会っているので感覚的には1週間ぶりくらいの感じ。

指導対局は奨励会員の先生ならすぐ受けられます、とのことなのでくじを引かずにまず一局。ぼーっとしていたら王手飛車をくらい、いいところなく退散。

しおしおと部屋に戻り着物の用意をする。まず髪にムースを大量に付けて夜会巻き。着物はリサイクル着物なのだが最初の持ち主はそうとう大柄だったようで、幅が余る。下前を折り返さないと合わないのだが、今回は珍しく一発で決まった。指導対局の反省の気持ちを込めてひもをぎゅぎゅっと締める。帯は最初ゆるく巻いてしまってやり直し。次はお太鼓が大きすぎてやり直し。

なんとか1時間で着替えが終わり、懲りずに指導対局を受けに行く。
私の繰り出す冴えない手にボソリと呟く稲葉四段。「・・・イマイチ」
最終盤、ああ、わかんないわかんない。両手を使わないと足し算が出来ない小学生が、7足す8でめちゃくちゃ悩んでいるような按配である。「これはダメだろうなあ」と思いながら指した一手・・・稲葉四段の顔に「くわあ、そこでそう指すかー」と書いてある。そんなこんなで、なんとか勝たせてあげようという思いやりに溢れた指導対局は終わった。
稲葉四段の揮毫「斟酌」わたしは一発で読めました。うんうん、いい言葉だ。

おしゃべりをしているうちに開場時間。今年の出席はどのくらいなんだろう。抽選会の倍率に関わるので重要な問題である。テーブルの数を数えて、おお、昨年よりは可能性あるかも、おや、あのテーブルの上にあるのは抽選プレゼントの品じゃないか、どれどれと盛り上がっているうちに開宴時間となった。
(後編に続く)

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