2009年2月18日水曜日

観戦感想記

2月17日(火)竜王戦対丸山九段戦の観戦記が3月読売新聞に掲載されます。
記者の小暮さんのお誘いで現地に応援に行ってまいりました。

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午後7時45分、将棋会館東京将棋記者室到着。ドアを開けると、初対面なんだけど初対面のような気がしない小暮さんと私の癒し☆連盟の瀬川さんがいらっしゃいました。

ごあいさつもそこそこに

「どどどどどうですか」
「さっきまで苦しかったですけど、頑張ってます」

ふう~と腰を下ろすとお二人が初手から解説してくださいました。

先手番丸山九段のイビアナに山崎先生の向かい飛車。
序盤で「ええ~~!?」とびっくりする銀引きがありました。これを次の一手で出題したら当たる人いるんだろうか・・・。

記者室には他の記者の方や棋士の先生が、入れ替わり立ち代り入っていらっしゃいます。

夕休前までを教えていただいたところ・・・ううう(涙)なんかひどそう・・・・(青
「山崎必敗かぁ?」という声も聞こえます。

こぶしを握りしめ念じているところに、会長さっそうと登場。

「山崎さんに勝ってほしいのね」という問いに「ハイ!」とかすれる声で答えると、会長自ら検討に・・・。
「こうすると~」と並べられていくのを見ていると、あらあら山崎先生が良くなってくるではありませんか!

その後、本譜の方も山崎先生が差を縮めたように見えた局面もありましたが、逆転には至らず、午後10時2分山崎七段投了。

特別対局室に行き、感想戦を見学させていただきました。

将棋の詳しい内容と解説は小暮さんの観戦記を楽しみに待つことにして、こちらではぼやき炸裂☆山崎語録を紹介いたします。

「いいところがひとつもない。そっち必勝じゃないですか。こっちは桂もさばけないし」

「接待将棋なら上出来だけど、公式戦としては最低。チャンスの場面でことごとくいい手をさされました」

ただ、丸山九段にも緩い手があったようで「遊ばれてるのかな、と思った。ちょっと難しくしてやろうとか」と呟く場面もありました。

終盤は「自分がわからない局面になれば結構楽しめると思ったんですが、本譜わかりやすすぎて」
読みあいに出来たらいい勝負ができたのに・・・という自責と自信が入り混じった言葉だな、と思いました。

結果は残念でしたが、あの空間に身をおいて雰囲気を肌で味わえたことは宝物のような記憶です。関係者の皆さま、ほんとうにありがとうございました。

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感想戦終了後はアフターにお邪魔。これもまた夢のように楽しかった。

将棋にたずさわっている人たちはまっすぐで、素敵に楽しくて・・・その魅力は『聖の青春』を読んだあの日から自分の中では変わっていない。
将棋界、どうしてこうなるの?という素朴な疑問が湧くことはあるけれど。

こんな将棋ファンというよりも将棋人ファンの管理人ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

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